【活用ガイド】

JVNDB-2012-005696

Microsoft Windows Server 2008 R2 および Windows Server 2012 におけるアクセス制限を回避される脆弱性

概要

Microsoft Windows Server 2008 R2 および Windows Server 2012 の IP-HTTPS サーバには、アクセス制限を回避される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「失効した証明書によるバイパスの脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows Server 2012
  • Microsoft Windows Server 2012 (Server Core インストール)
  • Microsoft Windows Server 2008 r2(itanium) SP1 以前
  • Microsoft Windows Server 2008 r2(x64) SP1 以前
  • Microsoft Windows Server 2008 r2(x64) SP1 以前 (Server Core インストール)

想定される影響

第三者により、失効した証明書を介して、アクセス制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS12-083
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS12-083
富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA12-346A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-2549
参考情報

  1. JVN : JVNTA12-346A
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-2549
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2012-0038
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS12-077,078,079,080,081,082,083)(2012年12月12日)
  5. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA12-346A
更新履歴

  • [2012年12月13日]
      掲載
    [2012年12月17日]
      ベンダ情報:富士通 (TA12-346A) を追加
    [2012年12月26日]
      CVSS による深刻度:基本値と可用性への影響を更新
      CWE による脆弱性タイプ一覧:CWE-ID を更新