【活用ガイド】

JVNDB-2012-005621

Xen におけるサービス運用妨害 (ホストハング) の脆弱性

概要

Xen は、古い AMD CPU 上で 64 ビット PV ゲストとして稼働する場合、AMD プロセッサの特定のバグから適切に保護されないため、サービス運用妨害 (ホストハング) 状態となる脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2012-0217 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


シトリックス・システムズ
  • Xen 4.0
  • Xen 4.1

想定される影響

ローカルゲスト OS のユーザにより、境界を超える命令のシーケンシャルな実行を介して、サービス運用妨害 (ホストハング) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian シトリックス・システムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-2934
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-2934
  2. 関連文書 : Revision Guide for AMD AthlonTM 64 and AMD OpteronTM Processors
更新履歴

  • [2012年12月05日]
      掲載