【活用ガイド】

JVNDB-2012-005620

Xen 用 MMIO オペレーションエミュレータにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Xen 用 MMIO オペレーションエミュレータの arch/x86/hvm/io.c 内の handle_mmio 関数は、HVM ゲストで実行される場合、エミュレーションサイクル間で特定の状態情報を適切にリセットしないため、サービス運用妨害 (ゲスト OS クラッシュ) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


シトリックス・システムズ
  • Xen 3.3
  • Xen 4.x

想定される影響

ローカルゲスト OS ユーザにより、MMIO 領域上の不特定の操作を介して、サービス運用妨害 (ゲスト OS クラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian openSUSE project シトリックス・システムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-3432
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-3432
更新履歴

  • [2012年12月05日]
      掲載