【活用ガイド】

JVNDB-2012-005596

libssh の複数の関数におけるメモリ二重解放の脆弱性

概要

libssh の下記の関数には、メモリを二重に解放する不備があるため、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態になる、および任意のコードを実行される脆弱性が存在します。

(1) agent.c 内の agent_sign_data 関数
(2) channels.c 内の channel_request 関数
(3) auth.c 内の ssh_userauth_pubkey 関数
(4) sftp.c 内の sftp_parse_attr_3 関数
(5) keyfiles.c 内の try_publickey_from_file 関数
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


libssh
  • libssh 0.5.3 未満

想定される影響

第三者により、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態にされる、および任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian libssh レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-4559
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-4559
更新履歴

  • [2012年12月04日]
      掲載
    [2012年12月21日]
      ベンダ情報:Debian (DSA-2577) を追加