【活用ガイド】

JVNDB-2012-005591

Oracle MySQL および MariaDB におけるユーザ名を列挙される脆弱性

概要

Oracle MySQL および MariaDB は、ユーザ名の存在有無に応じて異なる遅延時間を要する異なるエラーメッセージを生成するため、存在するユーザ名を列挙される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


MariaDB Corporation Ab.
  • MariaDB 5.5.28a
  • MariaDB 5.3.11
  • MariaDB 5.2.13
  • MariaDB 5.1.66
オラクル
  • MySQL 5.5.38 およびそれ以前
  • MySQL 5.6.19 およびそれ以前

上記以外のバージョンも本脆弱性の影響を受ける可能性があります。
想定される影響

第三者により、存在するユーザ名を列挙される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

MariaDB Corporation Ab. オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-5615
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-5615
更新履歴

  • [2012年12月04日]
      掲載
    [2014年10月21日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:オラクル (Oracle Critical Patch Update Advisory - October 2014) を追加 
      ベンダ情報:オラクル (Text Form of Oracle Critical Patch Update - October 2014 Risk Matrices) を追加
      ベンダ情報:オラクル (October 2014 Critical Patch Update Released) を追加
    [2014年11月13日]
      想定される影響:内容を更新
    [2015年10月30日]
      ベンダ情報:オラクル (Oracle Solaris Third Party Bulletin - October 2015) を追加