【活用ガイド】

JVNDB-2012-005543

複数の JBoss Enterprise 製品における JNDI ツリーにアイテムを追加される脆弱性

概要

複数の JBoss Enterprise 製品の (1) JNDI サービス、(2) HA-JNDI サービス、および (3) HAJNDIFactory の invoker サーブレットは、書き込みアクセスを適切に制限しないため、JNDI ツリーにアイテムを追加される、削除される、またはアイテムを変更される脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2010-0738 のリグレッションに起因する脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


レッドハット
  • JBoss Enterprise Application Platform 4.3.0 CP10
  • JBoss Enterprise Application Platform 5.1.2
  • JBoss Enterprise Web Platform 5.1.2
  • Red Hat JBoss BRMS 5.3.0 未満
  • Red Hat JBoss Portal 4.3 CP07
  • Red Hat JBoss Portal 5.2.2 未満の 5.2.x
  • Red Hat JBoss SOA Platform 4.2.0.CP05
  • Red Hat JBoss SOA Platform 4.3.0.CP05
  • Red Hat JBoss SOA Platform 5.3.0

想定される影響

第三者により、JNDI ツリーにアイテムを追加される、削除される、またはアイテムを変更される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-4605
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-4605
更新履歴

  • [2012年11月27日]
      掲載