【活用ガイド】

JVNDB-2012-005506

Xen および Citrix XenServer におけるサービス運用妨害 (ホストクラッシュ) の脆弱性

概要

Xen および Citrix XenServer の include/asm-x86/debugreg.h 内の set_debugreg ハイパーコールには、x86-64 システム上で稼働する場合、サービス運用妨害 (ホストクラッシュ) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


シトリックス・システムズ
  • Citrix XenServer 6.0.2 およびそれ以前
  • Xen 4.0
  • Xen 4.1
  • Xen 4.2

想定される影響

ローカル OS ゲストユーザにより、DR7 デバッグコントロールレジスタの予約ビットへ書き込まれることで、サービス運用妨害 (ホストクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian openSUSE project シトリックス・システムズ レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-3494
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-3494
更新履歴

  • [2012年11月27日]
      掲載
    [2012年12月07日]
      ベンダ情報:openSUSE (openSUSE-SU-2012:1172) を追加
      ベンダ情報:openSUSE (openSUSE-SU-2012:1174) を追加