【活用ガイド】

JVNDB-2012-005445

CUPS における root として任意のファイルを読まれる脆弱性

概要

CUPS は、Debian GNU/Linux のような特定の Linux ディストリビューションにおいて稼働する場合、特定のパーミッションを使用する /var/run/cups/certs/0 内に管理者鍵を保存するため、root として任意のファイルを読まれる、または書き込まれる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


アップル
  • CUPS 1.4.4
  • Apple Mac OS X v10.8 から v10.8.3

想定される影響

lpadmin グループのローカルユーザにより、Web インターフェースを利用することで、root として任意のファイルを読まれる、または書き込まれる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian
  • Debian Bug report logs : #692791
アップル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-5519
参考情報

  1. JVN : JVNVU#92046435
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-5519
更新履歴

  • [2012年11月21日]
      掲載
    [2013年06月07日]
      影響を受けるシステム:アップル (HT5784) の情報を追加
      ベンダ情報:アップル (HT5784) を追加
      ベンダ情報:アップル (APPLE-SA-2013-06-04-1) を追加