【活用ガイド】

JVNDB-2012-005432

LibreOffice および OpenOffice.org におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

LibreOffice および OpenOffice.org (OOo) には、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンス) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


OpenOffice.org Project
  • OpenOffice.org
The Document Foundation
  • LibreOffice 3.6.1 未満の 3.6.x
  • LibreOffice 3.5.7.2 未満の 3.5.x

想定される影響

第三者により、下記の項目の関係を利用する、巧妙に細工された各オフィスファイルを介して、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンス) 状態にされる可能性があります。

(1) odt ファイルと vcllo.dll
(2) ODG (Drawing document) ファイルと svxcorelo.dll
(3) ppt (PowerPoint) ファイルに埋め込まれた .wmf (Window Meta File) ファイル内の PolyPolygon レコードと tllo.dll
(4) xls (Excel) ファイルと scfiltlo.dll
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian OpenOffice.org Project The Document Foundation
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-4233
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-4233
更新履歴

  • [2012年11月20日]
      掲載