【活用ガイド】

JVNDB-2012-005346

Microsoft Internet Information Services における認証情報を発見される脆弱性

概要

Microsoft Internet Information Services (IIS) には、操作ログに弱いアクセス権を用いるため、認証情報を発見される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「パスワード漏えいの脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft IIS 7.5
  • Microsoft Windows 7 (x32) SP1 以前
  • Microsoft Windows 7 (x64) SP1 以前
  • Microsoft Windows Server 2008 r2(itanium) SP1 以前
  • Microsoft Windows Server 2008 r2(x64) SP1 以前

詳細については、Microsoft が提供するベンダ情報 MS12-073 をご確認ください。
想定される影響

ローカルユーザにより、当該のファイルを読まれることで、認証情報を発見される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS12-073
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS12-073
富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA12-318A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-2531
参考情報

  1. JVN : JVNTA12-318A
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-2531
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2012-0035
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS12-071,072,073,074,075,076)(2012年11月14日)
  5. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA12-318A
更新履歴

  • [2012年11月15日]
      掲載
    [2012年11月16日]
      ベンダ情報:富士通 (TA12-318A) を追加