【活用ガイド】

JVNDB-2012-005325

ArcGIS Server に SQL インジェクションの脆弱性

概要

Esri が提供する ArcGIS Server には、SQL インジェクションの脆弱性が存在します。

Esri が提供する ArcGIS Server には、フォームに入力された文字列の処理に問題があり、SQL インジェクションの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Esri
  • ArcGIS Server 10.1 Service Pack 1 より前のバージョン

想定される影響

遠隔の第三者によって、当該製品で使用しているデータベース上で任意の SQL コマンドが実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者によると、米国時間の 2012年11月16日に、本脆弱性に対応したアップデートが公開される予定とのことです。

[ワークアラウンドを実施する]
アップデートを適用するまでの間、以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

* ArcGIS Manager から、クエリ処理を無効に設定する
* アクセスを制限する
ベンダ情報

Esri
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. SQLインジェクション(CWE-89) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-4949
参考情報

  1. JVN : JVNVU#795644
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-4949
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#795644
更新履歴

  • [2012年11月14日]
      掲載
    [2012年11月16日]
      CWE による脆弱性タイプ一覧:CWE-ID を追加
    [2012年11月30日]
      影響を受けるシステム:内容を更新
      対策:内容を更新
      ベンダ情報:Esri (Patches and Service Pack - Esri Support) を追加