【活用ガイド】

JVNDB-2012-005202

FortiGate Unified Threat Management (UTM) の CA 証明書の取扱いに問題

概要

FortiGate の UTM アプライアンスには、CA 証明書の取扱いに問題があります。

FortiGate の UTM アプライアンスでは、デフォルトで共通の CA 証明書を使用しており、その秘密鍵はウェブ上で公開されています。
そのため、この CA 証明書を使用しているすべての機器が本脆弱性の影響を受ける可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


フォーティネット
  • FortiGate UTM アプライアンス

想定される影響

第三者によって、中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) による盗聴が行われたり、マルウェアをインストールさせられたりする可能性があります。
対策

[CA 証明書を変更する]
新たな CA 証明書を登録し、デフォルトの CA 証明書を、信頼しない証明書として登録してください。
ベンダ情報

フォーティネット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 環境設定(CWE-16) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-4948
参考情報

  1. JVN : JVNVU#111708
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-4948
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#111708
更新履歴

  • [2012年11月06日]
      掲載
    [2012年11月16日]
      CVSS による深刻度:基本値と脆弱性評価基準を追加
      CWE による脆弱性タイプ一覧:CWE-ID を追加