【活用ガイド】

JVNDB-2012-005193

Exim の dkim.c におけるヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Exim の dkim.c 内の dkim_exim_query_dns_txt 関数には、DKIM サポートが有効で、かつ acl_smtp_connect および acl_smtp_rcpt が "warn control = dkim_disable_verify" に設定されていない場合、ヒープベースのバッファオーバーフローが存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Exim Development
  • Exim 4.70 から 4.80

想定される影響

第三者により、悪意のある DNS サーバからの電子メールを介して、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Debian Exim Development Fedora Project openSUSE project
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-5671
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-5671
  2. JPRS : Exim 4.70〜4.80におけるDomainKeys Identified Mail (DKIM) 処理の脆弱性について
更新履歴

  • [2012年11月02日]
      掲載
    [2012年11月26日]
      ベンダ情報:Fedora Project (FEDORA-2012-17085) を追加
      ベンダ情報:Fedora Project (FEDORA-2012-17044) を追加
      ベンダ情報:Fedora Project (FEDORA-2012-16899) を追加