【活用ガイド】

JVNDB-2012-004858

Microsoft Windows Server 2008 および Windows 7 の Kerberos におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Microsoft Windows Server 2008 および Microsoft Windows 7 の Kerberos サーバには、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびリブート) 状態となる脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Kerberos の NULL 逆参照の脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows 7 (x32) SP1 以前
  • Microsoft Windows 7 (x64) SP1 以前
  • Microsoft Windows Server 2008 r2(x64) SP1 以前
  • Microsoft Windows Server 2008 r2(itanium) SP1 以前

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された接続リクエストを介して、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびリブート) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS12-069
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS12-069
富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA12-283A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-2551
参考情報

  1. JVN : JVNTA12-283A
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-2551
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2012-0032
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS12-069,065,066,067,068,069,070)(2012年10月10日)
  5. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA12-283A
更新履歴

  • [2012年10月11日]
      掲載

公表日2012/10/09
登録日2012/10/11
最終更新日2012/10/11