【活用ガイド】

JVNDB-2012-004856

複数の Microsoft 製品におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

複数の Microsoft 製品には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「HTML のサニタイズの脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Groove Server 2010 SP1
  • Microsoft InfoPath 2007 SP2 および SP3
  • Microsoft InfoPath 2010 SP1 (64 ビット版)
  • Microsoft InfoPath 2010 SP1 (32 ビット版)
  • Microsoft Lync Attendee (管理レベル インストール)
  • Microsoft Lync Attendee (ユーザー レベル インストール)
  • Microsoft Lync 2010 (64 ビット)
  • Microsoft Lync 2010 (32 ビット)
  • Microsoft Office Communicator 2007 R2
  • Microsoft Office Web Apps 2010 SP1
  • Microsoft SharePoint Foundation 2010 SP1
  • Microsoft SharePoint Server 2010 SP1
  • Microsoft SharePoint Server 2007 SP2 および SP3 (32 ビット版)
  • Microsoft SharePoint Server 2007 SP2 および SP3 (64 ビット版)
  • Microsoft Windows SharePoint Services 3.0 SP2 (32 ビット版)
  • Microsoft Windows SharePoint Services 3.0 SP2 (64 ビット版)

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された文字列を介して、任意の Web スクリプトまたは HTML を挿入される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS12-066
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS12-066
富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA12-283A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-2520
参考情報

  1. JVN : JVNTA12-283A
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-2520
  3. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2012-0032
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS12-064,065,066,067,068,069,070)(2012年10月10日)
  5. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA12-283A
更新履歴

  • [2012年10月11日]
      掲載