【活用ガイド】

JVNDB-2012-004770

Python におけるサービス運用妨害 (CPU 資源の消費) の脆弱性

概要

Python は、ハッシュ衝突を想定した制限を行わずにハッシュ値を算出するため、サービス運用妨害 (CPU 資源の消費) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Python Software Foundation
  • Python 2.6.8 未満
  • Python 2.7.3 未満の 2.7.x
  • Python 3.1.5 未満の 3.x
  • Python 3.2.3 未満の 3.2.x
VMware
  • VMware ESX 3.5
  • VMware ESX 4.0
  • VMware ESX 4.1
アップル
  • Apple Mac OS X 10.9 未満

想定される影響

攻撃者により、ハッシュテーブルを保持するアプリケーションに対する巧妙に細工された入力を介して、サービス運用妨害 (CPU 資源の消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Python Software Foundation VMware アップル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 暗号の問題(CWE-310) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-1150
参考情報

  1. JVN : JVNVU#95174988
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-1150
更新履歴

  • [2012年10月09日]
      掲載
    [2012年10月22日]
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1596-1) を追加
    [2012年12月26日]
      影響を受けるシステム:VMware (VMSA-2012-0016) の情報を追加
      ベンダ情報:VMware (VMSA-2012-0016) を追加
    [2013年11月01日]
      影響を受けるシステム:アップル (HT6011) の情報を追加
      ベンダ情報:アップル (HT6011) を追加
      ベンダ情報:アップル (APPLE-SA-2013-10-22-3) を追加
      参考情報:JVN (JVNVU#95174988) を追加