【活用ガイド】

JVNDB-2012-004724

Linux Kernel の net/rds/recv.c における重要な情報を取得される脆弱性

概要

Linux Kernel の net/rds/recv.c 内の rds_recvmsg 関数は、特定の構造体のメンバを初期化しないため、カーネルスタックメモリから重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.0.44 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、RDS ソケット上の (1) recvfrom または (2) recvmsg システムコールを介して、カーネルスタックメモリから重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-3430
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-3430
更新履歴

  • [2012年10月04日]
      掲載
    [2012年11月09日]
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1567-1)
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1568-1)
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1572-1)
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1579-1)
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1580-1)