【活用ガイド】

JVNDB-2012-004723

Linux Kernel の sfc ドライバにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の sfc ドライバには、サービス運用妨害 (DMA ディスクリプタ消費およびネットワークコントローラの停止) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.2.30 未満

想定される影響

第三者により、過度に小さな MSS 値を誘発する巧妙に細工された TCP パケットを介して、サービス運用妨害 (DMA ディスクリプタ消費およびネットワークコントローラの停止) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Linux openSUSE project レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 数値処理の問題(CWE-189) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-3412
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-3412
更新履歴

  • [2012年10月04日]
      掲載
    [2012年11月09日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2012:1375) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1567-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1568-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1572-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1579-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1580-1) を追加
      ベンダ情報:openSUSE (openSUSE-SU-2012:1330) を追加