【活用ガイド】

JVNDB-2012-004595

z/OS 上で稼働する IBM WebSphere Application Server におけるアクセス制限を回避される脆弱性

概要

z/OS 上で稼働する IBM WebSphere Application Server (WAS) には、IIOP 接続および Optimized Local Adapters のフェデレーテッド・リポジトリー (Federated Repositorie) に関わる特定の構成において、CBIND チェックを実行しないため、アクセス制限を回避され、アプリケーションデータを読まれる、または改ざんされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.3 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM WebSphere Application Server 6.1.0.45 未満の 6.1
  • IBM WebSphere Application Server 7.0.0.25 未満の 7.0
  • IBM WebSphere Application Server 8.0.0.5 未満の 8.0
  • IBM WebSphere Application Server 8.5.0.1 未満の 8.5

想定される影響

ローカルユーザにより、アクセス制限を回避され、アプリケーションデータを読まれる、または改ざんされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-3311
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-3311
更新履歴

  • [2012年09月27日]
      掲載