【活用ガイド】

JVNDB-2012-004451

libdbus における権限を取得される脆弱性

概要

libdbus は、X.org などの製品において、setuid またはその他の特権的プログラムで使用される場合、権限を取得される、および任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


D-Bus
  • libdbus 1.5.x およびそれ以前

想定される影響

ローカルユーザにより、DBUS_SYSTEM_BUS_ADDRESS 環境変数を介して、権限を取得される、および任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical D-Bus Novell openSUSE project オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-3524
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-3524
更新履歴

  • [2012年09月20日]
      掲載
    [2012年10月23日]
      ベンダ情報:オラクル (CVE-2012-3524 Permissions, Privileges, and Access Controls vulnerability in libdbus) を追加
    [2012年11月09日]
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1576-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1576-2) を追加
      ベンダ情報:openSUSE (openSUSE-SU-2012:1287) を追加