【活用ガイド】

JVNDB-2012-004123

複数の NCP 製品における権限を取得される脆弱性

概要

複数の NCP 製品には、検索パスに関する処理に不備があるため、権限を取得される脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-426: Untrusted Search Path (信頼性のない検索パス) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/426.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


NCP engineering
  • Secure Client - Juniper Edition 9.23 Build 18 未満
  • Secure Enterprise Client 9.21 Build 68 未満
  • Secure Entry Client 9.23 Build 18 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、カレントワーキングディレクトリ内にあるトロイの木馬の (1) dvccsabase002.dll ファイル、(2) conman.dll ファイル、(3) kmpapi32.dll ファイル、または (4) ncpmon2.dll ファイルを介して、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

NCP engineering
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-5203
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-5203
更新履歴

  • [2012年09月10日]
      掲載