【活用ガイド】

JVNDB-2012-004091

TYPO3 のバックエンドのヘルプシステムにおける任意のオブジェクトのシリアル化を解除される脆弱性

概要

TYPO3 のバックエンドのヘルプシステム内の view_help.php には、"missing signature (HMAC)" に関する処理に不備があるため、任意のオブジェクトのシリアル化を解除され、任意の PHP コードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


TYPO3 Association
  • TYPO3 4.5.19 未満の 4.5.x
  • TYPO3 4.6.12 未満の 4.6.x
  • TYPO3 4.7.4 未満の 4.7.x

想定される影響

リモート認証されたバックエンドユーザにより、不特定のパラメータを介して、任意のオブジェクトのシリアル化を解除され、任意の PHP コードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian TYPO3 Association
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 信頼できないデータのデシリアライゼーション(CWE-502) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-3527
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-3527
更新履歴

  • [2012年09月07日]
      掲載
    [2012年11月15日]
      ベンダ情報:Debian (DSA-2537) を追加
  • [2024年02月21日]
      CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新