【活用ガイド】

JVNDB-2012-003876

GNU Emacs の lisp/files.el における任意の Emacs Lisp コードを実行される脆弱性

概要

GNU Emacs の lisp/files.el は、enable-local-variables オプションが ":safe" に設定されている際、ローカル変数セクション内の eval フォームを自動的に実行するため、任意の Emacs Lisp コードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


GNU Project
  • GNU Emacs 23.2
  • GNU Emacs 23.3
  • GNU Emacs 23.4
  • GNU Emacs 24.1

想定される影響

攻撃者により、巧妙に細工されたファイルを介して、任意の Emacs Lisp コードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical GNU Project
  • GNU bug report logs : 12155
Slackware オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-3479
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-3479
更新履歴

  • [2012年08月28日]
      掲載
    [2012年11月09日]
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1586-1) を追加
    [2014年08月11日]
      ベンダ情報:オラクル (CVE-2012-3479 Arbitrary Code Execution vulnerability in Emacs) を追加