【活用ガイド】

JVNDB-2012-003751

Sielco Sistemi Winlog Pro SCADA および Winlog Lite SCADA におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Sielco Sistemi Winlog Pro SCADA および Winlog Lite SCADA は、realloc 関数の戻り値を検証しないため、サービス運用妨害 (不正な 0x00 書き込み操作およびデーモンクラッシュ) 状態など、不特定の影響を受ける脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2012-4358 に対する修正が不十分だったことによる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Sielco Sistemi
  • WinLog Lite SCADA 2.07.18 未満
  • WinLog Pro SCADA 2.07.18 未満

想定される影響

第三者により、オペコードの後に巧妙に細工された負の整数を持つポート番号 46824 への TCP パケットを介して、サービス運用妨害 (不正な 0x00 書き込み操作およびデーモンクラッシュ) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Sielco Sistemi
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-4359
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-4359
  2. ICS-CERT ADVISORY : ICSA-12-213-01
更新履歴

  • [2012年08月21日]
      掲載