【活用ガイド】

JVNDB-2012-003750

Sielco Sistemi Winlog Pro SCADA および Winlog Lite SCADA におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Sielco Sistemi Winlog Pro SCADA および Winlog Lite SCADA は、realloc 関数の戻り値を検証しないため、サービス運用妨害 (不正な 0x00 書き込み操作およびデーモンクラッシュ) 状態となるなど、不特定の影響を受ける脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Sielco Sistemi
  • WinLog Lite SCADA 2.07.17 未満
  • WinLog Pro SCADA 2.07.17 未満

想定される影響

第三者により、オペコードの後に巧妙に細工された正の整数を持つポート番号 46824 への TCP パケットを介して、サービス運用妨害 (不正な 0x00 書き込み操作およびデーモンクラッシュ) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Sielco Sistemi
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-4358
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-4358
  2. ICS-CERT ADVISORY : ICSA-12-213-01
更新履歴

  • [2012年08月21日]
      掲載