【活用ガイド】

JVNDB-2012-003580

libpng の pngpread.c におけるサービス運用妨害 (out-of-bounds read) の脆弱性

概要

libpng の pngpread.c 内の png_push_read_zTXt 関数には、サービス運用妨害 (out-of-bounds read) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


PNG Development Group
  • libpng 1.0.58 未満の 1.0.x
  • libpng 1.2.48 未満の 1.2.x
  • libpng 1.4.10 未満の 1.4.x
  • libpng 1.5.10 未満の 1.5.x

想定される影響

第三者により、PNG 画像の avail_in フィールドに含まれた過度に大きな値を介して、サービス運用妨害 (out-of-bounds read) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

openSUSE project PNG Development Group
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-3425
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-3425
更新履歴

  • [2012年08月15日]
      掲載
    [2012年09月14日]
      ベンダ情報:openSUSE (openSUSE-SU-2012:0934) を追加