【活用ガイド】

JVNDB-2012-003524

Linux Kernel におけるサービス運用妨害 (パニック) の脆弱性

概要

Linux Kernel の kernel/cred.c 内の copy_creds 関数は、子プロセスに対して不適切なセッションキーリングの交換を行うため、サービス運用妨害 (パニック) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.3.2 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、fork システムコールを悪用する巧妙に細工されたアプリケーションを介して、サービス運用妨害 (パニック) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-2745
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-2745
更新履歴

  • [2012年08月10日]
      掲載
    [2012年09月14日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2012:1064) を追加
    [2012年11月09日]
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1567-1) を追加