【活用ガイド】

JVNDB-2012-003522

x86 プラットフォーム上の Linux Kernel におけるサービス運用妨害 (パニック) の脆弱性

概要

x86 プラットフォーム上で稼働する Linux Kernel は、物理アドレス拡張 (PAE) が有効である場合、Page Middle Directory (PMD) を適切に使用しないため、サービス運用妨害 (パニック) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.4.5 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、競合状態を誘発する巧妙に細工されたアプリケーションを介して、サービス運用妨害 (パニック) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-2373
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-2373
更新履歴

  • [2012年08月10日]
      掲載