【活用ガイド】

JVNDB-2012-003508

bind-dyndb-ldap の src/ldap_convert.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

bind-dyndb-ldap の src/ldap_convert.c 内の dns_to_ldap_dn_escape 関数は、LDAP クエリに含まれる識別名 (DN) を適切にエスケープしないため、サービス運用妨害 (named サービスのハング) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Martin Nagy
  • bind-dyndb-ldap 1.1.0rc1 およびそれ以前

想定される影響

リモート DNS サーバにより、"$" 文字を含む DNS クエリの識別名 (DN) を介して、サービス運用妨害 (named サービスのハング) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Martin Nagy レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-3429
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-3429
更新履歴

  • [2012年08月09日]
      掲載