【活用ガイド】

JVNDB-2012-003505

GNU Automake における任意のコードを実行される脆弱性

概要

GNU Automake の "make distcheck" ルールには、展開したディレクトリに対して world-writable パーミッション (誰でも書き込み可能な権限) を付与するため、競合状態が生じることで、任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


GNU Project
  • Automake 1.11.6 未満
  • Automake 1.12.2 未満の 1.12.x

想定される影響

ローカルユーザにより、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GNU Project Mandriva, Inc.
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
  2. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-3386
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-3386
更新履歴

  • [2012年08月09日]
      掲載