【活用ガイド】

JVNDB-2012-003504

Apache POI におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Apache POI の hwpf/model/UnhandledDataStructure.java 内の UnhandledDataStructure 関数には、サービス運用妨害 (OutOfMemoryError 例外および JVM の不安定化) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • Apache POI 3.8 およびそれ以前

想定される影響

第三者により、Channel Definition Format (CDF) または Compound File Binary Format (CFBF) ドキュメントの、巧妙に細工された length 値を介して、サービス運用妨害 (OutOfMemoryError 例外および JVM の不安定化) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Apache Software Foundation Debian
  • Debian セキュリティ勧告 : DSA-2468
Fedora Project レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-0213
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-0213
更新履歴

  • [2012年08月09日]
      掲載
    [2012年11月30日]
      ベンダ情報：レッドハット (RHSA-2012:1232) を追加

公表日2012/08/07
登録日2012/08/09
最終更新日2012/11/30