【活用ガイド】

JVNDB-2012-003432

OpenStack Keystone における承認の制限を回避される脆弱性

概要

OpenStack Folsom および Essex で使用される OpenStack Keystone は、トークンの有効期限切れに関する実装が適切でないため、承認の制限を回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


OpenStack
  • OpenStack Compute Folsom Folsom-1 未満
  • OpenStack Essex
  • Openstack Keystone 2012.1.1 未満

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、(1) トークンの連鎖 (chaining) を介して新しいトークンを生成される、(2) 無効なユーザアカウントに対するトークンの占有を利用される、または (3) 変更されたパスワードを持つアカウントに対するトークンの占有を利用されることで、承認の制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical OpenStack
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-3426
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-3426
更新履歴

  • [2012年07月31日]
      掲載
    [2012年09月14日]
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1552-1) を追加