【活用ガイド】

JVNDB-2012-003306

ISC BIND の ns_client データ構造におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

ISC BIND の ns_client データ構造には、競合状態により、サービス運用妨害 (メモリ消費またはプロセス終了) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


ISC, Inc.
  • BIND 9.9.1-P2 未満の 9.9.x

想定される影響

第三者により、高負荷の TCP クエリを介して、サービス運用妨害 (メモリ消費またはプロセス終了) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ISC, Inc.
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-3868
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-3868
  2. JPRS : BIND 9.9.xの大量のTCP問い合わせ受信時におけるメモリリーク発生について
更新履歴

  • [2012年07月26日]
      掲載

公表日2012/07/24
登録日2012/07/26
最終更新日2012/07/26