【活用ガイド】

JVNDB-2012-003272

Linux-PAM の modules/pam_env/pam_env.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux-PAM (略称 pam) の pam_env モジュール (modules/pam_env/pam_env.c) 内の _expand_arg 関数は、環境変数の展開がオーバーフローする場合に適切に対処しないため、サービス運用妨害 (CPU 資源の消費) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


kernel.org
  • Linux-PAM 1.1.5 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、サービス運用妨害 (CPU 資源の消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Fedora Project Gentoo Linux kernel.org
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-3149
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-3149
更新履歴

  • [2012年07月24日]
      掲載