【活用ガイド】

JVNDB-2012-003232

PostgreSQL の CREATE TRIGGER における制限されたトリガを実行される脆弱性

概要

PostgreSQL の CREATE TRIGGER は、トリガされる SECURITY DEFINER が付与された関数の実行権限を適切に確認しないため、任意のデータ上の制限されたトリガを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


PostgreSQL.org
  • PostgreSQL 8.3.18 未満の 8.3.x
  • PostgreSQL 8.4.11 未満の 8.4.x
  • PostgreSQL 9.0.7 未満の 9.0.x
  • PostgreSQL 9.1.3 未満の 9.1.x

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、ユーザが所有するテーブルにトリガをインストールされることで、任意のデータ上の制限されたトリガを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian
  • Debian セキュリティ勧告 : DSA-2418
Mandriva, Inc. openSUSE project PostgreSQL.org レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-0866
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-0866
更新履歴

  • [2012年07月23日]
      掲載
    [2012年11月14日]
      ベンダ情報:openSUSE (openSUSE-SU-2012:1173) を追加