【活用ガイド】

JVNDB-2012-003075

libzip の zip_open.c におけるヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性

概要

libzip の zip_open.c 内の _zip_readcdir 関数には、ヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


NiH
  • libzip 0.10

上記以前のバージョンも影響を受ける可能性があります。
想定される影響

第三者により、ディレクトリの数がゼロに設定された zip アーカイブを介して、サービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) 状態にされる、および任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Gentoo Linux Mandriva, Inc. NiH
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-1162
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-1162
更新履歴

  • [2012年07月17日]
      掲載

公表日2012/03/20
登録日2012/07/17
最終更新日2012/07/17