【活用ガイド】

JVNDB-2012-003073

Tryton アプリケーションフレームワークにおける任意のユーザの権限を変更される脆弱性

概要

Python 用 Tryton アプリケーションフレームワーク (trytond) の model/modelstorage.py は、関係モデルの Many2Many フィールドに対して、適切なアクセス制限を行わないため、任意のユーザの権限を変更される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Tryton
  • tryton 2.4.0 未満

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、以下の RPC コールを介して、任意のユーザの権限を変更される可能性があります。

(1) create
(2) write
(3) delete
(4) copy
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian
  • Debian セキュリティ勧告 : DSA-2444
Tryton
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-0215
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-0215
更新履歴

  • [2012年07月17日]
      掲載