【活用ガイド】

JVNDB-2012-002971

Automatic Bug Reporting Tool (ABRT) の C handler プラグインにおける重要な情報を取得される脆弱性

概要

Automatic Bug Reporting Tool (ABRT) の C handler プラグインは、sysctl fs.suid_dumpable オプションが 2 に設定されている場合、setuid 属性を付与されたプログラムのコアダンプファイルに group (GID) パーミッションを適切に設定しないため、重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


レッドハット
  • 自動バグ報告ツール (ABRT) 2.0.7 およびそれ以前

バージョン 2.0.8 も影響を受ける可能性があります。
想定される影響

ローカルユーザにより、重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Fedora Project レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-1106
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-1106
更新履歴

  • [2012年07月04日]
      掲載