【活用ガイド】

JVNDB-2012-002895

Oracle MySQL および MariaDB の sql/password.c における認証を回避される脆弱性

概要

Oracle MySQL および MariaDB の sql/password.c は、memcmp 関数の特定の実装を含む特定の環境で稼働する場合、認証を回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.1 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


MariaDB Corporation Ab.
  • MariaDB 5.1.62 未満の 5.1.x
  • MariaDB 5.2.12 未満の 5.2.x
  • MariaDB 5.3.6 未満の 5.3.x
  • MariaDB 5.5.23 未満の 5.5.x
オラクル
  • MySQL 5.1.63 未満の 5.1.x
  • MySQL 5.5.24 未満の 5.5.x
  • MySQL 5.6.6 未満の 5.6.x

想定される影響

第三者により、戻り値の不適切なチェック (improperly-checked) により最終的にトークンの比較が成功するため、同じ不正なパスワードで繰り返し認証されることで、認証を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

MariaDB Corporation Ab. openSUSE project オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-2122
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-2122
更新履歴

  • [2012年06月28日]
      掲載
    [2012年10月22日]
      ベンダ情報:openSUSE (SUSE-SU-2012:0984) を追加