【活用ガイド】

JVNDB-2012-002871

Pro-face WinGP PC ランタイムおよび Pro-Server EX におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Pro-face WinGP PC ランタイムおよび Pro-Server EX の ProServr.exe は、パケットメモリバッファを再利用する前に、パケットサイズを適切に確認しないため、サービス運用妨害 (ヒープメモリ破損) 状態となるなど、不特定の影響を受ける脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


デジタル
  • Pro-Server EX 1.00.00 から 1.30.000
  • WinGP PC ランタイム

WinGP は、製品名 GP-Pro EX にランタイムエンジンとして含まれており、WinGP 2.00.000 から 3.01.100 が影響を受けます。詳しくは、ベンダ情報 (弊社ソフトウェアへの標的型サイバー攻撃対策への取り組みについて(重要なお知らせ))をご確認ください。
想定される影響

第三者により、特定の opcode を含む巧妙に細工された小さなパケットを介して、サービス運用妨害 (ヒープメモリ破損) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

デジタル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-3797
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-3797
  2. ICS-CERT ADVISORY : ICSA-12-179-01
更新履歴

  • [2012年06月27日]
      掲載
    [2013年06月26日]
      参考情報:ICS-CERT ADVISORY (ICSA-12-179-01) を追加