【活用ガイド】

JVNDB-2012-002836

Linux Kernel の rose_parse_ccitt 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の net/rose/rose_subr.c 内の rose_parse_ccitt 関数は、FAC_CCITT_DEST_NSAP および FAC_CCITT_SRC_NSAP フィールドを検証しないため、サービス運用妨害 (整数アンダーフロー、ヒープメモリ破損、およびパニック) 状態となる、またはスタックベースのバッファオーバーフロー攻撃を実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.39 未満

想定される影響

第三者により、(1) ROSE ソケットへ送信されたデータの小さな length 値を介して、サービス運用妨害 (整数アンダーフロー、ヒープメモリ破損、およびパニック) 状態にされる、または (2) ROSE ソケットへ送信されたデータの大きな length 値を介して、スタックベースのバッファオーバーフロー攻撃を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-4913
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-4913
更新履歴

  • [2012年06月25日]
      掲載