【活用ガイド】

JVNDB-2012-002829

Linux Kernel の net/bridge/netfilter/ebtables.c における重要な情報を取得される脆弱性

概要

Linux Kernel の net/bridge/netfilter/ebtables.c 内の do_replace 関数は、特定のネームフィールドが '\0' の文字で終わることを保証しないため、カーネルスタックメモリから重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.39 未満
VMware
  • VMware ESX 3.5
  • VMware ESX 4.0
  • VMware ESX 4.1

想定される影響

ローカルユーザにより、CAP_NET_ADMIN 権限によりテーブルをリプレースされ、さらに modprobe コマンドラインを読まれることで、カーネルスタックメモリから重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux VMware アバイア レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-1080
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-1080
更新履歴

  • [2012年06月25日]
      掲載
    [2012年12月19日]
      影響を受けるシステム:VMware (VMSA-2012-0001) の情報を追加
      ベンダ情報:VMware (VMSA-2012-0001) を追加
    [2016年06月30日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2011:0833) を追加
      ベンダ情報:アバイア (ASA-2011-208) を追加