【活用ガイド】

JVNDB-2012-002823

Linux Kernel の ima_lsm_rule_init 関数における IMA ルールを回避される脆弱性

概要

Linux Kernel の security/integrity/ima/ima_policy.c 内の ima_lsm_rule_init 関数には、Linux Security Modules (LSM) フレームワークが無効である場合、Integrity Measurement Architecture (IMA) ルールを回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.37 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、Linux Security Modules (LSM) への Integrity Measurement Architecture (IMA) ルールの管理者追加機能を利用されることで、IMA ルールを回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-0006
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-0006
更新履歴

  • [2012年06月25日]
      掲載