【活用ガイド】

JVNDB-2012-002815

Cisco Application Control Engine (ACE) におけるアクセス制限を回避される脆弱性

概要

Cisco Application Control Engine (ACE) は、マルチコンテキストモードが有効である場合、複数のコンテキスト内で管理 IP アドレスを適切に共有しないため、アクセス権限を回避され、構成設定を読まれる、または変更される脆弱性が存在します。

本問題は、Bug ID CSCts30631 の問題です。
本脆弱性は、CVE-2012-3058 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.1 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco Application Control Engine A4(2.3) 未満
  • Cisco Application Control Engine A5(1.1) 未満の A5

想定される影響

リモート認証された管理者により、コンテキストへのログイン試行を介して、アクセス権限を回避され、構成設定を読まれる、または変更される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-3063
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-3063
更新履歴

  • [2012年06月22日]
      掲載