【活用ガイド】

JVNDB-2012-002804

APT における変更されたパッケージをインストールされる脆弱性

概要

APT は、keyring のインポートに apt-key の net-update 機能を使用する際、GnuPG 引数の順に依存するため、および GPG サブキーをチェックしないため、変更されたパッケージをインストールされる脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2012-3587 に対する修正が不十分だったことによる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Debian
  • apt 0.7.25 未満の 0.7.x
  • apt 0.8.16 未満の 0.8.x

想定される影響

第三者により、中間者攻撃 (MITM attack) を介して、変更されたパッケージをインストールされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-0954
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-0954
更新履歴

  • [2012年06月21日]
      掲載