【活用ガイド】

JVNDB-2012-002780

OpenLDAP の libraries/libldap/tls_m.c における重要な情報を取得される脆弱性

概要

OpenLDAP の libraries/libldap/tls_m.c には、Mozilla の NSS をバックエンドで使用する場合、TLSCipherSuite が設定されていても、既定の暗号スイートを常に使用するため、OpenLDAP が想定するよりも弱い暗号が使用される可能性があり、重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


OpenLDAP Foundation
  • OpenLDAP 2.4.31 およびそれ以前

想定される影響

第三者により、重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian OpenLDAP Foundation レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-2668
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-2668
更新履歴

  • [2012年06月20日]
      掲載
    [2012年09月14日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2012:1151) を追加