【活用ガイド】

JVNDB-2012-002714

Linux Kernel の rio_ioctl 関数における Ethernet アダプタへデータを書き込まれる脆弱性

概要

Linux Kernel の drivers/net/ethernet/dlink/dl2k.c 内の rio_ioctl 関数は、SIOCSMIIREG コマンドへのアクセスを制限しないため、Ethernet アダプタへデータを書き込まれる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.2 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.3.7 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、ioctl コールを介して、Ethernet アダプタへデータを書き込まれる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-2313
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-2313
更新履歴

  • [2012年06月15日]
      掲載
    [2012年11月16日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2012:1174) を追加
    [2012年12月25日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2012:1481) を追加 
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2012:1589) を追加