【活用ガイド】

JVNDB-2012-002692

Microsoft Windows の win32k.sys のスレッド生成の実装における権限昇格の脆弱性

概要

Microsoft Windows のカーネルモードドライバ内の win32k.sys のスレッド生成の実装には、競合状態が発生し、権限を取得される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Win32k.sys 競合状態の脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows XP sp3 SP3

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工されたアプリケーションを介して、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS12-041
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS12-041
富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA12-164A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-1868
参考情報

  1. JVN : JVNTA12-164A
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-1868
  3. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2012-0020
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS12-036,037,038,039,040,041,042)(2012年06月13日)
  5. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA12-164A
更新履歴

  • [2012年06月14日]
      掲載
    [2012年06月15日]
      ベンダ情報：富士通 (TA12-164A) を追加

公表日2012/06/12
登録日2012/06/14
最終更新日2012/06/15