【活用ガイド】

JVNDB-2012-002649

Globus Toolkit の GridFTP における権限を取得される脆弱性

概要

Globus Toolkit (GT) の GridFTP は、特定の autoconf マクロが定義されている場合、getpwnam_r 関数から返された戻り値を適切にチェックしないため、権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.6 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Globus
  • Globus Toolkit 5.2.2 未満

想定される影響

第三者により、存在しないユーザでログインすることにより、GridFTP はパスワードファイルの一番最後のユーザと見なすため、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian Fedora Project Globus
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-3292
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-3292
更新履歴

  • [2012年06月11日]
      掲載
    [2012年09月14日]
      ベンダ情報:Debian (DSA-2523) を追加