【活用ガイド】

JVNDB-2012-002643

MIT Kerberos の kadmind のcheck_1_6_dummy 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

MIT Kerberos の kadmind の lib/kadm5/srv/svr_principal.c 内の check_1_6_dummy 関数には、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびデーモンクラッシュ) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


MIT Kerberos
  • Kerberos 5 1.8.x
  • Kerberos 5 1.9.x
  • Kerberos 5 1.10.2 未満の 1.10.x

想定される影響

リモート認証された管理者により、パスワードのない KRB5_KDB_DISALLOW_ALL_TIX (属性定数の一つ) の作成要求を介して、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびデーモンクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Mandriva, Inc. MIT Kerberos openSUSE project レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-1013
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-1013
更新履歴

  • [2012年06月11日]
      掲載
    [2012年07月24日]
      ベンダ情報:Mandriva, Inc. (MDVSA-2012:102) を追加
      ベンダ情報:openSUSE (openSUSE-SU-2012:0834-1) を追加
    [2012年11月13日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2012:1131) を追加